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小山陽二郎 

愛知県芸術大学卒業、同大学院及び研修生修了。
日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第12期生修了。
愛知県新進芸術家海外研修費助成を受けて、1994年イタリアのミラノに留学。
R・ブロージ歌曲コンクール、カシナ・リリカ、ブタペスト、ドニゼッティ・ロッシーニの声国際コンクールにそれぞれ第2位入賞のほか、マリア・カラス、ティト・スキーパ、フェルッチョ・タリアヴィーニ等の各国際コンクール入選。神田詩朗、岡山広幸、L.アルヴァ、V.テッラノーヴァの各氏に師事。

1995年、愛知芸術劇場での「愛の妙薬」ネモリーノでデビュー後、イタリアの各地で同役や「セヴィリアの理髪師」「ドン・パスクワァーレ」「友人フリッツ」「アルジェのイタリア女」「コジ・ファン・トゥッテ」「リゴレット」マントヴァ公爵「バスティアンとバスティエンヌ」などに出演。
1997年から99年までハンガリー国立歌劇場のメンバーとして「ファルスタッフ」のフェントン、「ラ・チェネレントラ」のドン・ラミーロ、「ルチア」のアルトゥーロで出演を重ね
、ルーマニア・コンスタンツァ・オペラ・フェスティバルでの「リゴレット」でも成功を収めた。

国内では1997年に日生劇場での「魔笛」のタミーノに出演して絶賛を博し「セヴィリアの理髪師」にも出演。1999年7月に帰国。名古屋を拠点にして活躍。
2000年新国立劇場に小劇場シリーズ「幸せな間違い」のベルトランドでデビュー。
その後、活躍の中心を東京に移し、藤原歌劇団では文化庁舞台芸術体験事業
「愛の妙薬」の出演を経て、2003年「ロメオとジュリエット」のティバルトで本公演
デビュー。2004年は5月に「イル・カンピエッロ」のドナ・パスクアを好演、9月は創立

70周年記念「カルメン」のレメンダードに出演、05年サントリーホール20周年記念公演「ファルスタッフ」、06年「ランスへの旅」ベルフィオーレ、07年4月昭和音楽大学新百合ヶ丘キャンパスオープニング記念公演「愛の妙薬」等に出演、08年新国立劇場「軍人たち」ピルツェル大尉、藤原歌劇団公演「椿姫」アルフレードで好評を博した。その他、びわ湖ホール・プロデュースオペラ「シチリアの晩鐘」などで活躍している。日本オペレッタ協会「ヴェニスの一夜」パパコーダ、「パリの生活」ボビネ、「メリー・ウィドゥ」カミーユ、名古屋二期会「カルメン」ドン・ホセ、昭和音大オペラ「夢遊病の女」エルヴィーノ「ピーア デ トロメイ」ギーノ、などのオペラのほか、第九や宗教曲、歌曲、カンツォーネのコンサートでも活躍している。

現在、昭和音楽大学及び大学院講師、藤原歌劇団団員。
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